Obsidianでハビットトラッカーを作る方法
Obsidianでハビットトラッカーを作る方法を解説します。Daily NotesとTemplatesを使ったシンプルな習慣管理から、Propertiesやプラグインを使った記録・可視化まで紹介します。
Obsidianでもハビットトラッカーは作れる
ObsidianはMarkdown形式でノートを管理できるツールです。
メモや知識管理に使われることが多いですが、Daily NotesやTemplatesを組み合わせれば、毎日の習慣を記録するハビットトラッカーとしても使えます。
たとえば、毎日のノートに、
- 読書
- 運動
- 英語
- ストレッチ
といったチェック項目を自動で表示し、できたものにチェックを入れていく方法です。
Obsidianでハビットトラッカーを作る方法はいくつかありますが、最初から複雑な仕組みにする必要はありません。
まずは、
- Daily Notesを使う
- 毎日の習慣をチェックリストにする
- Templatesで同じ項目を自動表示する
というシンプルな方法から始めるのがおすすめです。
一番簡単なのはDaily Notesを使う方法
Obsidianには、日付ごとのノートを作成できるDaily Notesがあります。
たとえば9月19日なら、
2026-09-19
というノートを作り、その中に今日の習慣を書きます。
例:
## 今日の習慣
- [ ] 水を飲む
- [ ] 本を読む
- [ ] 運動する
- [ ] 英語を勉強する
できた習慣にはチェックを入れます。
## 今日の習慣
- [x] 水を飲む
- [x] 本を読む
- [ ] 運動する
- [x] 英語を勉強する
これだけでも、Obsidianをハビットトラッカーとして使えます。
Daily Notesを有効にする
まずObsidianの設定からDaily Notesを有効にします。
Daily NotesはObsidianに標準で用意されているコアプラグインです。
有効にすると、その日のDaily Noteを簡単に作成・表示できるようになります。
Daily Notes専用の保存フォルダも設定できます。
たとえば、
Daily
というフォルダを作り、
Daily/2026-09-19.md
Daily/2026-09-20.md
Daily/2026-09-21.md
という形で毎日の記録をまとめておくと管理しやすくなります。
Templatesを使えば毎日同じ習慣を自動で表示できる
毎日、
- [ ] 読書
- [ ] 運動
- [ ] 英語
と書き直す必要はありません。
ObsidianのTemplatesを使えば、同じ内容を毎日のDaily Noteに入れられます。
たとえば、
Templates/Daily.md
というテンプレートを作ります。
内容は次のようにします。
# {{date:YYYY-MM-DD}}
## 今日の習慣
- [ ] 水を飲む
- [ ] 本を読む
- [ ] 運動する
- [ ] 英語を勉強する
## 今日のメモ
## 振り返り
Daily Notesの設定で、このファイルをテンプレートとして指定します。
すると、新しいDaily Noteを作成したときに、毎日の習慣チェックが最初から表示されます。
習慣は1〜3個から始める
Obsidianは自由に項目を追加できるため、
- 読書
- 運動
- 英語
- ストレッチ
- 水分補給
- 日記
- 瞑想
- 掃除
- 早寝
- 朝活
など、たくさん登録したくなるかもしれません。
しかし、ハビットトラッカーの項目が増えすぎると、チェックすること自体が負担になります。
最初は、今一番続けたい習慣を1〜3個程度に絞るのがおすすめです。
具体的に何を登録するか迷っている場合は、ハビットトラッカーのおすすめ項目・アイデアも参考にしてください。
Daily Notesなら日記と習慣を一緒に記録できる
Obsidianでハビットトラッカーを作るメリットのひとつが、習慣の結果だけではなく、その日の記録も一緒に残せることです。
たとえば、
## 今日の習慣
- [x] 読書
- [ ] ランニング
- [x] 英語
## 今日のメモ
雨だったのでランニングはしなかった。
代わりに家でストレッチをした。
## 振り返り
英語は朝にやる方が続けやすそう。
という形です。
専用のハビットトラッカーでは「できた・できなかった」だけを記録することが多いですが、Obsidianなら理由や気づきまで残せます。
習慣と日記を一緒に管理したい人には相性の良い方法です。
Propertiesを使って習慣を記録する方法もある
チェックリストではなく、ObsidianのPropertiesを使って習慣を管理する方法もあります。
たとえばDaily Noteに、
---
date: 2026-09-19
reading: true
exercise: false
english: true
---
というデータを持たせます。
この場合、
- reading → 読書
- exercise → 運動
- english → 英語
を表しています。
trueなら実行済み、falseなら未実行という形です。
ObsidianのPropertiesではチェックボックス型を使えるため、画面上ではチェック項目として操作できます。
チェックリストとPropertiesはどちらがいい?
初めてObsidianでハビットトラッカーを作るなら、チェックリストの方が簡単です。
チェックリストが向いている人
- とにかく簡単に始めたい
- Markdownだけで管理したい
- Daily Notesの本文に習慣を置きたい
- データ集計までは必要ない
Propertiesが向いている人
- 習慣を構造化データとして残したい
- あとから検索・集計したい
- プラグインと組み合わせたい
- 習慣ごとのデータを機械的に扱いたい
最初はチェックリストで始め、必要になったらPropertiesへ変更しても構いません。
Obsidianなら習慣ごとにノートを作る方法もある
Daily Notesだけでなく、習慣そのものにノートを作ることもできます。
たとえば、
Habits/
読書.md
ランニング.md
英語.md
という形です。
「ランニング.md」には、
- なぜ続けたいのか
- 目標
- ルール
- 気づいたこと
- 関連するDaily Notes
などを書けます。
毎日の実行記録はDaily Notesに残し、習慣そのものについての情報は専用ノートにまとめる方法です。
Obsidianらしく情報をつなげながら習慣管理したい人には向いています。
ただし、単純に「今日できたか」を記録するだけなら、ここまで作り込む必要はありません。
プラグインを使えば習慣を集計・可視化できる
Obsidianではコミュニティプラグインを利用できます。
ハビットトラッカー用途では、Daily Notesに記録したデータを集計し、
- カレンダー
- グラフ
- 表
- 達成状況
などとして表示する方法があります。
代表的な選択肢として、TrackerやDataviewなどがあります。
Tracker
Trackerは、ノート内のデータやチェックボックスなどを集計し、カレンダーやグラフとして表示できるコミュニティプラグインです。
毎日の習慣記録を蓄積して、
「今月どれくらい運動したか」
「読書をした日は何日あるか」
といった振り返りをしたい場合に使えます。
Dataview
Dataviewは、Obsidian内のノートをデータのように検索・一覧表示できるコミュニティプラグインです。
Propertiesなどに習慣の状態を保存しておけば、条件に合うDaily Notesを一覧化できます。
ただし、Dataviewは自由度が高い分、設定やクエリを書く知識も必要になります。
最初から導入する必要はありません。
最初からプラグインを入れなくてもいい
「Obsidian ハビットトラッカー」と調べると、プラグインやDataviewを使った高度な作例が多く見つかります。
しかし、習慣を記録するだけなら、
- [ ] 読書
- [ ] 運動
- [ ] 英語
だけでも十分です。
最初から、
- Dataview
- Tracker
- グラフ
- ヒートマップ
- ストリーク計算
- 自動集計
まで作ると、ハビットトラッカーを作ること自体に時間がかかります。
まず1〜2週間シンプルなチェックリストで使ってみて、
「月間の達成状況を見たい」
「グラフで振り返りたい」
と感じてから拡張する方が無駄がありません。
GitHubのようなヒートマップを作ることもできる
Obsidianではコミュニティプラグインを利用して、GitHubのコントリビューショングラフのような表示を作ることもできます。
習慣を実行した日が色付きで表示されれば、
「最近どのくらい続いているか」
を視覚的に確認できます。
ハビットトラッカーの丸が並んでいく見た目が好きな人には相性の良い方法です。
ただし、ヒートマップを作ることよりも、毎日の記録が簡単であることを優先しましょう。
Obsidianでハビットトラッカーを作るメリット
Markdownで記録が残る
ObsidianのノートはMarkdownファイルとして保存されます。
専用サービスだけにデータを閉じ込めず、自分のノートとして習慣記録を残したい人にはメリットがあります。
日記と習慣を一緒に管理できる
Daily Notesを使えば、その日の習慣と日記を同じ場所に記録できます。
「できたか」だけでなく、
「なぜできたのか」
「なぜできなかったのか」
まで振り返れます。
自由にカスタマイズできる
チェックリストだけでも使えますし、Propertiesやコミュニティプラグインを使って高度な管理に発展させることもできます。
必要なところまで自分で選べます。
普段のObsidian運用に組み込める
すでにObsidianを毎日使っているなら、新しいアプリを増やさなくても習慣管理できます。
普段見るDaily Notesに習慣を置けば、ハビットトラッカーを開くこと自体を忘れにくくなります。
Obsidianでハビットトラッカーを作るデメリット
自由度が高い反面、自分で仕組みを作る必要があります。
たとえば、
- Daily Notesを設定する
- テンプレートを作る
- 習慣項目を決める
- 必要ならPropertiesを設定する
- 集計したければプラグインを設定する
といった作業があります。
専用のハビットトラッカーなら、習慣を登録するだけですぐ使える場合が多いため、準備の手軽さでは専用ツールの方が向いていることもあります。
Obsidianと専用ハビットトラッカーの違い
| Obsidian | 専用ハビットトラッカー | |
|---|---|---|
| 自由度 | 高い | サービスの形式に沿う |
| 初期設定 | 自分で作る | 少ない |
| 日記との連携 | しやすい | サービスによる |
| Markdown保存 | できる | サービスによる |
| 集計 | 自分で設定 | 最初から用意されている場合がある |
| 毎日の操作 | 構成による | シンプルなことが多い |
| 向いている人 | Obsidianにまとめたい人 | 習慣だけ簡単に管理したい人 |
すでにObsidianを日常的に使っているなら、Daily Notesにハビットトラッカーを入れる方法は自然です。
一方、
「設定はせず、今すぐ習慣を記録したい」
という場合は、専用ツールの方が手軽です。
シンプルに習慣だけ記録したいならHabirioも選択肢
Obsidianは、日記や知識管理と一緒に習慣を記録できる自由度の高いツールです。
一方で、
「Daily Notesやテンプレートを設定するのが面倒」
「習慣だけを簡単に記録したい」
という場合は、専用のハビットトラッカーを使う方法もあります。
Habirioは、ブラウザから使えるシンプルなハビットトラッカーです。
続けたい習慣を登録すると、日ごとの状態を一覧で確認できます。
自分でテンプレートや集計方法を作る必要はありません。
Obsidianは日記や情報管理、Habirioは日々の習慣記録というように、役割を分けて使うこともできます。
Obsidianのハビットトラッカーはシンプルな形から始めよう
Obsidianでハビットトラッカーを作るなら、最初はDaily NotesとTemplatesだけでも十分です。
基本は、
- Daily Notesを有効にする
- 習慣チェック用のテンプレートを作る
- 毎日のノートに自動で表示する
- できた習慣にチェックを入れる
という流れです。
集計やグラフが必要になったら、Propertiesやコミュニティプラグインを追加していけばよいでしょう。
Obsidianは自由度が高いからこそ、最初から複雑なハビットトラッカーを完成させる必要はありません。
まずは毎日1回チェックできる簡単な仕組みを作り、使いながら自分に合う形へ調整してみてください。
ハビットトラッカー自体の意味や基本的な使い方については、ハビットトラッカーとは?意味・使い方・始め方でも解説しています。