子ども・小学生向けハビットトラッカー|楽しく続ける作り方
子ども・小学生向けのハビットトラッカーの作り方を解説します。宿題、歯みがき、読書、お手伝いなどの項目例や、シール・スタンプ・ご褒美を使って楽しく続けるコツを紹介します。
子どもにもハビットトラッカーは使える?
ハビットトラッカーは、大人だけでなく子どもの習慣づくりにも使えます。
たとえば、
- 朝起きたら着替える
- 歯をみがく
- 宿題をする
- 本を読む
- 明日の準備をする
- お手伝いをする
といった毎日の行動を表にして、できた日にシールを貼ったり、マスを塗ったりします。
特に小学生くらいになると、
「今日はできた」
「今週は5日できた」
と、自分の行動を目で確認できるようになります。
ただし、子ども向けのハビットトラッカーでは、すべてを完璧にやらせることより、
自分からやってみたくなる仕組みにすること
が大切です。
子ども向けハビットトラッカーとは?
子ども向けのハビットトラッカーも、基本的な仕組みは大人と同じです。
たとえば、
| 習慣 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 歯みがき | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 宿題 | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
| 読書 | ○ | ○ | ○ | ○ |
という表を作ります。
できた日に、
- ○をつける
- シールを貼る
- スタンプを押す
- マスを塗る
などで記録します。
子ども向けでは、文字だけの表よりも、
「できたことが目で見て分かる」
ようにすると使いやすくなります。
小学生にハビットトラッカーを使うメリット
今日やることが分かりやすくなる
子どもに、
「宿題やった?」
「歯みがきした?」
「明日の準備した?」
と毎日声をかけることがあります。
ハビットトラッカーがあれば、
「今日やること」
を一覧で確認できます。
たとえば、
- 宿題
- 歯みがき
- 明日の準備
の3つだけ書いておきます。
子ども自身が表を見て、
「あと明日の準備だけだ」
と確認できるようになります。
できたことが目に見える
習慣は形が残りにくいものです。
宿題を終えても、歯をみがいても、その行動自体はすぐ終わります。
ハビットトラッカーなら、できた日にシールや色が残ります。
1週間後に見ると、
「こんなにできた」
という記録になります。
毎日の行動を目に見える形にできるのがメリットです。
親が毎回言わなくても確認できる
ハビットトラッカーは、
「親が子どもを管理する表」
として使う必要はありません。
むしろ、
「自分で今日やることを確認する表」
として使う方が自然です。
たとえば、
「宿題しなさい」
と言う代わりに、
「今日の表、あと何が残ってる?」
と確認できます。
少しずつ自分で確認する習慣につなげられます。
子どものハビットトラッカーは何歳から?
明確に何歳からという決まりはありません。
文字がまだ読みにくい年齢なら、
- 歯ブラシの絵
- 本の絵
- ランドセルの絵
などを使う方法もあります。
小学生なら、文字と簡単な表で十分使えるでしょう。
低学年では項目を少なくして分かりやすく、高学年になれば勉強や生活習慣なども追加できます。
年齢よりも、
本人が表の意味を理解して使えるか
を基準にするとよいでしょう。
子ども向けは3個くらいから始める
最初から、
- 起床
- 着替え
- 朝ごはん
- 歯みがき
- 学校
- 宿題
- 読書
- お手伝い
- 明日の準備
- 早寝
と大量に登録すると、毎日チェックするだけでも大変です。
最初は1〜3個程度がおすすめです。
たとえば、
- 宿題
- 歯みがき
- 明日の準備
だけでも十分です。
慣れてきたら、新しい習慣を追加できます。
小学生向けのハビットトラッカー項目例
何を登録するか迷った場合は、生活の中で、
「毎日できるようになってほしいこと」
から選びます。
朝の習慣
たとえば、
- 自分で起きる
- 着替える
- 朝ごはんを食べる
- 歯をみがく
- 忘れ物を確認する
などがあります。
ただし、朝の行動を全部登録する必要はありません。
特に忘れやすいものだけでも十分です。
学校・勉強の習慣
小学生なら、
- 宿題をする
- 音読する
- 計算練習をする
- 漢字を練習する
- 本を読む
- 明日の時間割を確認する
などがあります。
「勉強する」だけでは曖昧なので、
「本を10分読む」
「宿題をする」
のように、できたか判断しやすい項目にすると記録しやすくなります。
生活習慣
生活面では、
- 歯をみがく
- 手を洗う
- 自分の服を片付ける
- ランドセルを片付ける
- 明日の準備をする
- 決めた時間に寝る
などがあります。
毎日親が声をかけているものを、一つだけハビットトラッカーへ移してみる方法もあります。
お手伝い
家庭のお手伝いも記録できます。
たとえば、
- 食器を運ぶ
- テーブルを拭く
- 洗濯物を片付ける
- 植物に水をあげる
- 自分の部屋を片付ける
などです。
ただし、お手伝いを大量に登録すると「やらされている表」になりやすいため、子どもと一緒に選ぶのがおすすめです。
運動・健康
運動系なら、
- 外で遊ぶ
- 縄跳びをする
- ストレッチする
- 体を動かす
- 早く寝る
などがあります。
「運動する」より、
「縄跳び10回」
など具体的にすると達成したか分かりやすくなります。
子ども自身に項目を選んでもらう
親がすべて決めるより、
「何をできるようになりたい?」
と聞いて、一緒に決める方法もあります。
たとえば子ども自身が、
「毎日本を読みたい」
「忘れ物を減らしたい」
と思っているなら、その項目を入れます。
自分で決めた習慣なら、
「やらされている」
という感覚も小さくなります。
一番簡単な子ども向けハビットトラッカー
最初は週間型がおすすめです。
たとえば、
| やること | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 宿題 | ☆ | ☆ | ☆ | ☆ | |||
| 歯みがき | ☆ | ☆ | ☆ | ☆ | ☆ | ☆ | ☆ |
| 読書 | ☆ | ☆ | ☆ | ☆ |
という表です。
1ヶ月分ではなく、まず7日分だけ作ります。
子どもにとっても、
「あと1ヶ月続ける」
より、
「今週やってみよう」
の方が分かりやすいでしょう。
シールを使うと楽しく続けやすい
子ども向けなら、できた日にシールを貼る方法もあります。
たとえば、
宿題ができた
→ 好きな丸シールを貼る
歯みがきができた
→ 星のシールを貼る
という形です。
シールを選んで貼ること自体が、ちょっとした楽しみになります。
100均などで販売されている普通のポイントシールでも十分です。
シールの種類を増やしすぎない
かわいいシールをたくさん使うと楽しくなりますが、
「今日はどのシール?」
「これは何色?」
とルールが複雑になることもあります。
最初は、
できたら好きなシールを1枚貼る
だけでも十分です。
ハビットトラッカーは、ルールを覚えるゲームではありません。
簡単に記録できることを優先しましょう。
スタンプを押す方法もある
できた日にスタンプを押す方法もあります。
たとえば、
- 星
- 花
- 動物
- ニコニコマーク
など、子どもが好きなスタンプを使います。
「できたら自分でスタンプを押す」
という行動そのものを楽しめる子どももいます。
スタンプを使った習慣管理については、ハビットトラッカースタンプおすすめでも紹介しています。
色を塗るタイプなら準備が少ない
シールやスタンプを用意しなくても、色鉛筆やマーカーだけで作れます。
できた日に、
- マスを好きな色で塗る
- 星を描く
- ニコニコマークを書く
という方法です。
特別な文房具がなくても始められます。
かわいいハビットトラッカーにしてもいい
子どもが楽しめるなら、
- 好きなキャラクター風の色
- 動物
- 星
- ハート
- 虹
などを使って、かわいく作っても構いません。
ただし、親が毎週凝った表を作らなければならなくなると続きません。
シンプルな表に、子ども自身がシールや絵を追加するくらいでも十分です。
ご褒美を取り入れてもいい?
ハビットトラッカーとご褒美を組み合わせる方法もあります。
たとえば、
「シールが10個たまったら好きな遊びをする」
「20個たまったら好きなデザートを選ぶ」
という形です。
ご褒美は必ず物を買う必要はありません。
- 一緒にゲームをする
- 好きな遊びをする
- 公園へ行く
- 好きな夕食を選ぶ
- 映画を見る
などでも構いません。
連続記録より合計回数の方が使いやすいこともある
たとえば、
「7日連続できたらご褒美」
というルールにすると、6日目までできていても1日できなかっただけで最初からになります。
子どもによっては、それでやる気を失うことがあります。
その場合は、
「合計10回できたら」
というルールでも構いません。
月 ○
火 ○
水 ×
木 ○
金 ○
なら4回できています。
できなかった日があっても、それまでの4回はなくなりません。
ご褒美を使った方法については、ハビットトラッカーにご褒美を取り入れる方法でも紹介しています。
ご褒美だけが目的にならないようにする
ご褒美は習慣を始めるきっかけにはなります。
ただし、
「おもちゃを買ってもらえるからやる」
だけになってしまうと、ご褒美がないとやらなくなることもあります。
そのため、
「今週たくさんできたね」
「自分で準備できるようになったね」
と、できるようになったこと自体も一緒に確認するとよいでしょう。
習慣が自然にできるようになったら、ご褒美を少しずつ減らしても構いません。
できなかった日に×をつけなくてもいい
子ども向けのハビットトラッカーでは、できなかった日に大きな×をつける必要はありません。
できた日はシール。
できなかった日は空白。
でも十分です。
たとえば、
月 ☆
火 ☆
水 空白
木 ☆
金 ☆
なら、5日中4日はできています。
空白を責めるより、
「4日もできた」
と見られる方が、次の行動につながりやすいでしょう。
ハビットトラッカーを点数表にしない
子どものハビットトラッカーを、
「今日は3点」
「昨日は1点しかできていない」
という評価表として使うと、子どもにとって嫌なものになる可能性があります。
目的は、
「できなかったことを見つける」
ことではなく、
自分で行動を確認できるようにすること
です。
全部できなかった日があっても問題ありません。
また次の日から使えば十分です。
親が勝手にチェックしない
子ども向けのハビットトラッカーなら、できれば本人が記録する形にします。
親が、
「宿題やったから○」
「歯みがきしたから○」
と全部記録してしまうと、子ども自身が使う道具ではなくなってしまいます。
本人に、
「できたら自分でシール貼ってね」
と任せる方法があります。
記録する行動まで含めて、自分で管理する練習になります。
親子で一緒にハビットトラッカーを作る
最初の表は、子どもと一緒に作るのもおすすめです。
たとえば、
「何を毎日できるようになりたい?」
「何色にする?」
「できたらシールとスタンプどっちがいい?」
と一緒に決めます。
自分で選んだハビットトラッカーなら、使うこと自体も楽しみやすくなります。
親も一緒にやる方法
子どもだけに習慣を求めるのではなく、親も自分の習慣を記録する方法があります。
たとえば、
子ども:
- 宿題
- 読書
親:
- 運動
- 読書
という形です。
「今日はお互い読書できたね」
と確認できます。
ハビットトラッカーを「子どもを管理するもの」ではなく、家族で習慣を楽しむ道具として使えます。
小学生の勉強に使う場合
勉強用のハビットトラッカーを作る場合は、項目を具体的にします。
たとえば、
「勉強」
だけではなく、
- 宿題
- 音読
- 漢字5個
- 読書10分
などです。
その方が、
「今日はできた」
と判断しやすくなります。
ただし、学校の宿題だけで毎日十分頑張っている場合もあります。
家庭学習を大量に登録する必要はありません。
長時間より「始める」ことを習慣にする
たとえば、
「毎日1時間勉強」
ではハードルが高い場合があります。
最初は、
「机に座って5分やる」
「本を1ページ読む」
くらいでも構いません。
短く始めて、そのまま続けられる日は長くやれば十分です。
毎日始めやすい形にすることが大切です。
朝と夜で分けてもいい
登録する習慣が増えてきた場合は、
朝
- 着替え
- 歯みがき
- 忘れ物チェック
夜
- 宿題
- 明日の準備
- 読書
というように分ける方法があります。
ただし最初から複雑にする必要はありません。
項目が増えて見づらくなったときに分ければ十分です。
子どもが飽きたらデザインを変える
同じハビットトラッカーを何ヶ月も使っていると飽きることがあります。
そんなときは、
- シールを変える
- ペンの色を変える
- 表の形を変える
- 週間型から月間型へ変える
など、少し変化をつけても構いません。
習慣そのものは同じでも、記録方法を変えることでまた使いたくなることがあります。
週間型から始めて月間型へ
最初から31日分の大きなハビットトラッカーを見せると、子どもによっては長く感じることがあります。
最初は7日間だけがおすすめです。
1週間続けられたら、
「来週もやる?」
と確認します。
慣れてきたら、1ヶ月分の月間ハビットトラッカーに変更してもよいでしょう。
紙なら冷蔵庫や机に貼っておく
子ども向けのハビットトラッカーは、見えない場所にしまわない方が使いやすくなります。
たとえば、
- 学習机
- 冷蔵庫
- リビング
- ランドセル置き場
など、毎日目に入る場所に置きます。
「ハビットトラッカーを見ること」
自体を忘れにくくなります。
子ども向けテンプレートを自作する
特別な商品を購入しなくても、紙1枚で作れます。
たとえば、
| やること | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 宿題 | □ | □ | □ | □ | □ | □ | □ |
| 歯みがき | □ | □ | □ | □ | □ | □ | □ |
| 読書 | □ | □ | □ | □ | □ | □ | □ |
これを印刷するだけでも十分です。
無料テンプレートや用紙サイズについては、ハビットトラッカー無料テンプレートでも紹介しています。
デジタルを使う方法もある
小学生でもスマートフォンやタブレットを使う家庭なら、デジタルのハビットトラッカーを使う方法もあります。
ただし、子ども自身にスマホを持たせていない場合は、紙の方が簡単です。
また、家庭の端末利用ルールに合わせて選びましょう。
紙ならシールやスタンプを使えるので、特に低学年では分かりやすい方法です。
家族で使うならHabirioという方法もある
Habirioは、ブラウザから使えるシンプルなハビットトラッカーです。
子ども本人がスマートフォンを持っていなくても、家庭のPCやタブレットなどから習慣を確認する使い方も考えられます。
たとえば、
- 宿題
- 読書
- 明日の準備
などを登録し、できたら記録します。
ただし、子ども向けではデジタルにこだわる必要はありません。
シールを貼る方が楽しそうなら紙。
PCやタブレットから記録する方が自然ならWeb型。
というように、子ども本人が使いやすい方法を選ぶことが大切です。
子どものハビットトラッカーは「できた」を増やすために使おう
子ども・小学生向けのハビットトラッカーでは、たくさんのルールを作る必要はありません。
基本は、
- 続けたいことを1〜3個選ぶ
- 1週間分の表を作る
- できた日にシールや色をつける
- 週末に一緒に見る
だけです。
できなかった日に×を並べるより、できた日のシールや色が増えていく方が分かりやすいでしょう。
また、親がすべて決めるのではなく、
「何をできるようになりたい?」
と子どもと一緒に決める方法もあります。
ハビットトラッカーは、子どもを評価するための表ではありません。
自分で今日やることを確認し、
「今日もできた」
を少しずつ増やすための道具として使ってみてください。
ハビットトラッカー自体の意味や基本的な使い方については、ハビットトラッカーとは?意味・使い方・始め方でも解説しています。